外耳炎について
こんにちは!
だんだんと気温も高くなり、汗ばむ季節になりましたね💦
先月から元号も令和に変わり、新たな時代を迎えましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は先日伊豆へドライブに行ってきました🚗
色々と観光スポットを回ってきたのですが、中でもいちばん楽しかったのが吊り橋で有名な城ヶ崎海岸です!
始めて行ったのですが、この日はお天気も良くて海が真っ青でとてもきれいでした!✨
吊り橋も渡りましたが、スリル満点で楽しかったです。
さて、これから湿気も増えてくる季節に多くなるのが「耳のトラブル」です。
お家のワンちゃんネコちゃんがお耳を掻いていたり、
耳周りの毛がもつれていたり、
毛が抜けていたりなどはしていないでしょうか?
また耳のにおいがいつもより強いなと感じることはありませんか?
これらは一般的な耳のトラブルが起きた時に見られる症状です😖
今回はそんな耳の病気の中でも最も多い「外耳炎」についてお話します!
〇外耳炎とは?
外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までの「外耳」と呼ばれる部分に炎症が起きた状態のことをいいます💥
〇原因は?
外耳炎のほとんどは耳の常在菌が増えすぎたことが原因です。また、マラセチアというカビの感染もあります。
耳の中は体のほかの部分に比べて蒸れやすく、細菌やカビが繁殖しやすい環境になっているために起こります。
特に垂れ耳のワンちゃんネコちゃんは、耳の中に湿気が籠りやすいため、これからの季節に外耳炎になる子が増えてきます😵
そのほかに、耳ダニなどの耳に寄生する寄生虫やアレルギーなどが原因なこともあります。
〇症状は?
始めにも少しお話しましたが、外耳炎になると耳内に炎症が起こるので、耳の中が赤く腫れたり、耳垢が増えたり、
痒みが強くなると足で耳周りを掻いたり頭を振る仕草が見られます。
また、耳のにおいも強くなります。普段からペットちゃんのお耳のにおいを知っておき、
「いつもよりにおいが強いかも?」「においが変わった?」と感じることはないかチェックしましょう。
もうひとつ大事なことは、ワンちゃんネコちゃんが飼い主さまの前で必ずこのような仕草を見せるとは限らないということです。
飼い主さまの見ていないところで実は痒がっていたけど、直接見ていないのでなかなか気づけなかったということもあります。
耳周りの毛がなんだかボサボサしている…?毛が薄くなっているような…?など、
耳を掻いた形跡がないかも忘れずにチェックしてあげましょう!
〇ケア、予防法は?
症状の強い場合は動物病院でイヤークリーナーを使って洗浄したり、抗生剤などの薬を使って治療していきますが、
お家での耳のケアもとても重要です。
普段から耳の中を清潔に保てるように、コットンやティッシュで汚れを取ってあげましょう。
この時に気をつけたいのが、無理にお耳の奥まで掃除しようとしないことです!
きれいにしてあげたいからと綿棒などで奥まで掃除しようとすると、汚れを耳の中に押し込んでしまったり、
鼓膜を傷つけてしまうことがあります💧
お家でお掃除する際は無理はせず、お耳の入り口付近の汚れを取ってあげられれば大丈夫です!
実際にやり方を見ていきましょう!今回は院内犬の花ちゃんに協力してもらいました🐶💕
お耳をめくって、この部分の汚れを取ってあげます。
コットンを使い、優しい力で拭います。(自分の耳を拭いた時に痛くないくらい)
軽く指を入れて…
拭き取ると…
汚れが取れました!✨
こんな感じでお掃除していきます。
特にお耳をめくった時に見えるヒダの部分は、溝に汚れがたまりやすいのでしっかり拭いてあげましょう。
お掃除以外にできることとしては、トイプードルなどの耳毛が多い種類の子は定期的にお手入れをしてもらい、
耳の通気性を良くしてあげることも大切です。
また、エアコンや除湿機を使ってお部屋の湿度、温度をコントロールしてあげることなども効果的です。
これからの暑い季節☀
お家のワンちゃんネコちゃんのお耳周りのトラブルをチェックして、清潔に気持ちよく過ごしていきたいですね✨
お困りのことがあればお気軽にご相談ください!
看護師 加藤🐶