誤食に気を付けよう‼️
こんにちは!
12月に入り、今年も残すところあと1ヶ月となりました。年々、月日の流れを早く感じるようになっている気がします。。
年末に向けて、1年の締めくくりをしていこうと思います!
さて、今回のテーマは
「ペットちゃんたちの誤食トラブルについて」のお話です。
実は1年の中で、最も誤食事故が多くなるのが、この冬の時期といわれています。
冬場にはクリスマスやお正月、バレンタインデーなど楽しいイベントがたくさんありますよね🎄✨
いつもよりお家に人が集まりやすかったり、みんなでごちそうを食べたりと、
お祝いムードでお家の中もいつもとは違う雰囲気になると思います。
そうなるとどうしても、ペットちゃんたちへの注意力も散漫しやすかったり、
実はご家族以外の方がこっそりおすそ分けしていたりなんてことも…😧💦
毎日注意していく必要はありますが、特にこの時期は気を付けたい事故なのです。
ではどんなものに注意したらいいでしょうか🤔❓
🔻🔻特に多い症例をご紹介していきます!🔻🔻
◯骨つきチキン🍗
◯オードブルのピックや焼き鳥などの串🍱
→お料理と一緒にピックや串も丸呑みしてしまうことが多く、そうなると胃や消化管に刺さってしまう可能性も高く危険です。
また、ワンちゃんは骨をかじるイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、鶏肉の骨は割れやすく、
割れた先が鋭利になりやすいのでそれが串と同じように消化管に刺さってしまうことがあります。
いずれも開腹手術や内視鏡での処置が必要になってくるので、十分注意しましょう!
また同時に、アルミホイルやラップなども飲み込まないように注意が必要です。
◯チョコレート🍫
→これはペットちゃんに与えてはいけない食べ物としては有名ですよね。
多く食べすぎると心臓などに影響し、極度の興奮状態になって脈や呼吸が速くなったり、ふらつきなどの症状が出ます。
また、包み紙ごと食べてしまうと、消化管内で詰まってしまう危険性もあります。
特にバレンタインデーの時期はチョコレート菓子がお家にも増えると思いますので、改めて注意しておきましょう!
※チョコレート中毒については、過去の記事(2017.11.25)で詳しくご紹介していますので、そちらもご覧ください😃
◯プレゼントの包装やリボン、クリスマスツリーの飾りなど🎁🎄
→食べ物以外にも危険なものがあります。なんでも口に入れてしまうような子だと、リボンや装飾品なんかも食べてしまうことがあります。
これらはもちろん消化ができないので、大きさや量によっては消化管内で詰まってしまう可能性が高くなります。
特にリボンなど長さのあるものは、流れる途中で腸に引っかかって締められてしまい、最悪壊死してしまう…なんてことも起こり得ます💦
ツリーの電飾などのコードをかじると感電する危険もあるので、いじってしまう子はこちらも工夫が必要です。
絶対に飲み込めないサイズの飾りにする、紐やリボンを使わない、
ペットちゃんが絶対に入れないお部屋で使うなどお家の飾り付けも十分注意しながら楽しみましょう😊
「あ❗️何か咥えてる‼️」
もしペットちゃんがまさに誤食しようとしているところを目撃したら、どうしたらいい?
まずは、慌てず冷静になりましょう。
つい大声をあげたり、焦って取り返そうとすると、逆に取られまい!と急いで飲み込もうとしてしまうことがあります。
その子の好物のおやつをあげて、交換してもらいましょう。
既に食べてしまった or 食べてしまったかも なら、、、自己判断はせず、早めに動物病院へ連絡をください!
いつ、何を、どのくらい食べてしまったのか、なるべく正確に教えてもらえると助かります。
飲み込んでから早ければ早いほど、手術はせずに催吐処置(お薬を使ってわざと吐かせる方法)で対処できる確率が高くなります。
食べてしまった物によっては、危険性の低いものや、うんちで出てくるのを待って大丈夫なものなどもありますので、
まずはご相談いただければと思います。
普段から気を付けることが一番ですが、予期せぬタイミングでこのような事故が起こってしまうこともあります。
特に注意するべき項目だけ見ておくと頭にも残りやすいと思うので、いざという時に思い出してもらえれば何よりです。
ご家族みんなで元気に年末を迎えたいですね!
看護師 加藤⛄