尿石症に注意!
こんにちは!
日中の日差しが暖かくなり、春の気配が近づいてきましたね🌸
とはいえ、夜から早朝にかけてはグッと温度が下がりますので、ご自身の為にも、ペットちゃんの為にも、
防寒対策は続けていきましょう⛄
さて、今回は寒い時期に多く見られる
「尿石症」
についてご説明します。
尿石症はその名の通り、尿が濃縮されて腎臓や膀胱、尿道で結石になってしまった状態を指します。
形成された結石は、粘膜を刺激して痛みをもたらしたり、尿道でつまってしまうことがある上に、
一度治っても繰り返すことが非常に多いです。
💣原因
尿石症の原因は様々あげられますが、そのうちのひとつが水分不足です。
人も動物も、冬場は他の季節と比べてあまりお水を飲みませんよね🍸
水分摂取量が少ないと尿中のミネラル濃度が濃くなり、
そういった尿が膀胱内に長時間留まると結晶化し始めます。
やがて時間が経ち結晶が集まった結果、尿石になります。
💡症状
・トイレに行く回数が多い
・排尿の度に力んでいたり、痛そうな様子がある
・力んでいるが尿がでない
・トイレでうずくまっている
・いつもと違うところで排尿をする
・尿に血が混ざっていることがある
・腹部を触ると痛がる
・食欲不振、嘔吐 等
※上記の症状は他の病気でも当てはまります。
いつもと様子が違うな、と感じたら病院へ相談しましょう。
💊予防
・総合栄養食以外の物を与えすぎない。
また、総合栄養食であっても、煮干し等が入っているタイプのものは避けましょう。
・排尿を我慢させないようにする。
猫ちゃんの場合は飼育頭数+1個のトイレを置きましょう。
・水分不足に注意する。
あまりにも自ら水分摂取をしない場合は、ウェットフードに切り替えるのもひとつです。
ただし、体質も関係する病気ですので、どんなに気をつけていても病気になってしまうことがあります。
万が一尿石症になってしまったら、
早期発見・早期治療
が重要です!
定期的な健診や尿検査も早期発見への鍵になりますので、
気になる事がある方もない方も、いつでもご予約ください🌟
看護師 石田🦜