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2023年6月

2023年6月25日 (日)

初めまして⭐︎

こんにちは‼︎

今回初めてブログを書かせて頂きます。

4月からナチュラ動物病院に仲間入り致しました愛玩動物看護師の岡﨑です!

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お家には柴犬の定春(さだはる)がいます。定春はマイペースで、人間味のある面白い10才の男の子です🐾

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この子は食物アレルギーを持っていてお薬を飲んでいても定期的に痒くなり、舐めたり掻いたりし、脚先や口周りが脱毛してしまいます。そんな姿を見ていて自分に知識があれば定春を少しでも楽にしてあげるサポートができるのではないかと思ったのが動物看護師という職業に興味を持ったきっかけです。🌱

 

ペットちゃんや飼い主様の気持ちに寄り添って、サポートできる愛玩動物看護師になりたいと思っています!

まだまだ未熟者ですが皆様のお力になれるよう日々努めて参りますのでよろしくお願いします!🙇🏻‍♀️

岡﨑🌻

 

 

2023年6月13日 (火)

外耳炎について👂


こんにちは!

6月に入り、汗ばむ季節になりましたがいかがお過ごしでしょうか?

最近雨の日も多く、ジメジメしてきましたね☔️

そんな季節に多いのが、お耳や皮膚のトラブルです!

今回はその中でもお耳のトラブル、外耳炎についてお話ししたいと思います👂   

  

お家にいるわんちゃん、ねこちゃんはお耳を痒がったり、頭を振ったり、お耳の匂いがキツくなったりしていないでしょうか??

それはもしかしたら外耳炎かもしれません。

外耳炎は年齢、品種を問わずかかる可能性があり、わんちゃんではよく見られる病気です。

そんな外耳炎の、症状、原因、ケア方法などお伝えしたいと思います!

 

 

【症状】

・耳が赤い  ・耳が腫れている  ・耳垢が多い

・臭いが強い  ・耳を搔く、擦り付ける

・頭を振る  ・耳を触ろうとすると怒る、嫌がる

・耳がベタベタする ・脱毛 など…

 

【原因】

・細菌感染  ・アトピー性皮膚炎  ・異物が入った

・アレルギー(食べ物、環境中の物質など)

・耳道が狭い  ・常在菌の繁殖  ・季節(暑くなると耳が蒸れやすい) 

・寄生虫感染(耳に寄生するダニもいます)      など…

特にタレ耳、鼻が潰れている、耳の中の毛が多い、皮膚が弱い犬種は注意が必要です⚠️

蒸れると常在菌が増えやすい環境になります。

 

〜なりやすい犬種〜

タレ耳の犬種

  耳の入り口が蓋をされている為、湿気がこもりやすく蒸れやすくなります。

鼻が潰れている犬種フレンチブルドッグ、パグ、ペキニーズ、シーズー など…

  耳道が狭く蒸れやすく、耳垢を外に排出しづらいため、外耳炎になりやすく長引きやすいです。

    

耳の中の毛が多い犬種→プードル、プードルmix、シュナウザー など…

  耳毛が多いと蒸れやすく、菌が繁殖しやすくなります。

皮膚が弱い犬種→柴、プードル、パグ、フレンチブルドッグ、ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア など…

  これらの犬種は特に遺伝的にアトピー性皮膚炎にかかりやすく、皮膚が弱い子も多いです。

 

ここに上がった犬種以外でも外耳炎にかかるリスクはありますので、こまめにお耳をチェックしましょう!

 

 

【ケア方法】

(外耳炎になる前に)

耳の様子をこまめにチェック

赤み、腫れ、脱毛、耳垢の量、掻き傷や擦った傷が無いか など…

→特にタレ耳の子は、耳をめくって中を直接チェック!

アトピー体質や皮膚が弱い子は、お尻周り、指の間やお腹の皮膚の様子も一緒にチェックしてあげましょう!

お耳を触られるのが苦手な子はおやつやご褒美を使い、少しずつお耳を触る練習も大切です✋

 

耳掃除

汚れがついていたら、水や洗浄液で湿らせたコットンで優しく拭いてあげましょう。

→この時ゴシゴシ奥までやろうとすると、耳垢を奥に押し込んだり、鼓膜を傷つける原因になります!奥の汚れは自然と手前に排泄されるため、見えている範囲の汚れを拭き取ればOKです!

耳掃除といえば綿棒のイメージですが、綿棒だと気づかないうちに奥まで届いてしまい、鼓膜を傷つける可能性があります。綿棒ではなくコットンがおすすめです。

→耳の入り口のヒダは特に汚れが溜まりやすいため、しっかり確認しましょう!(耳道が狭い短頭種は特に!)

 

〜耳掃除の方法〜

病院猫の林(りん)ちゃんに協力してもらいました🐱

 

→写真のように、耳の中も見える範囲で掃除していきます。矢印のヒダの部分は複雑で汚れが溜まりやすくなります。




→林ちゃんは汚れはひどくありませんでしたが、うっすら耳垢が取れました!

 

耳の中の毛を処理する

耳の中の毛が多い子、長い子は短く切る、刈る、または毛を抜いてスッキリさせましょう!

→耳毛を抜くと、刺激で耳が赤くなったりより、炎症を悪化させる場合もあります。

耳の状態により最適な処置の方法は変わりますので、動物病院にご相談下さい!

自宅での掃除が難しければ、動物病院やトリミングサロンにお願いしましょう。

 

 

(外耳炎になってしまったら)

いつもと違うと感じたり、症状が見られたりしたら、まずは動物病院にご相談下さい!

〜病院での治療方法〜

耳掃除、洗浄

→病院では、洗浄液や消毒液を使いコットンで拭いていきます。

 

点耳薬の処方

→点耳薬を耳の中に注入し、軽く揉んでお薬を行き渡らせたり、耳の穴の周りにも馴染ませたりします。

1日に何回かつける必要があります。お耳触られるのが苦手な子は、1ヶ月効くお薬もあります。

 

内服薬の処方

→感染があったり炎症が強い場合など、内服薬を処方することもあります。

錠剤が苦手な子はお注射や、病院で投薬用のおやつも購入できますのでお声かけ下さい。

 

 

外耳炎は治療が遅れると重症化し、鼓膜の奥の中耳、さらに奥の内耳にまで広がることもあります。

重症化すると手術が必要になるケースもあるため、日頃のケア、早めの治療が大切です😊

特にこれからは、耳や皮膚のトラブルが増える季節になります!

お耳に限らず、変化や不安なことがあれば 気軽にご相談ください♪

 

 

寺沢🍀

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