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2023年11月

2023年11月18日 (土)

新しい投薬用おやつ✨

 

こんにちは🍁

最近寒い日が続きますが、皆さん体調崩されていないでしょうか?

インフルエンザも流行っているため、引き続き体調管理が重要ですね!

 

さて、皆さんのお家のワンちゃん、ネコちゃんはお薬を飲むのは苦手でしょうか??💊

ご飯に混ぜるとお薬だけ残してしまう、直接お口に入れようとすると嫌がる、お薬を警戒して逃げる…など、お薬の悩みを持たれている方は多いと思います。

 

そんな方にオススメなのが、『お薬サポートです!

グリニーズから発売された、やわらかい投薬用おやつで、動物病院でのみ販売しています。

ワンちゃん、ネコちゃんどちらも食べられます🐶🐱

チキン味で美味しくお薬を包み隠せるので、お薬が苦手な子でも楽しく食べることができます!

→ジップタイプの袋で保存しやすく、1袋は約20個入りです。

 

(使い方)

お薬サポートをしっかり潰し、お薬が見えないように包む。

お薬を包んでそのままおやつ感覚でも、ご飯のお皿に一緒に入れてもOKです!

ご飯のお皿に入れた場合、しっかり飲んだか確認しましょう⚠️

〜🐶ワンポイント

お薬なし→お薬あり→お薬なし、の流れであげるとお薬がバレにくくオススメです!

 

しっとりしていて包みやすく、お薬の量や形に合わせてあげやすいです。

また、開封したら早めに使い切りましょう!開封後は 夏場などはカビが生える心配もあるため冷蔵庫保存が安心かもしれません。

 

グリニーズのテストでワンちゃんでは100%の子で投薬に成功したそうです!美味しいようで、スタッフのお家のふくちゃんも喜んで食べてくれました✨

 

→お利口に「待て」した後、パクッと食べてくれました!

 

当院では『お薬サポート』の他にも、投薬用おやつを用意しています!

①メディボール

お薬サポートよりも水分が少なめでやや硬めです。

ボール状で、お薬を中に包んでオヤツ感覚であげられます!

ワンちゃんはササミ味とビーフ味、ネコちゃんはカツオ味をご用意しています。

植物性の体に吸収されやすい

 

②ちゅ〜るポケット(病院専用)

こちらは外は弾力のある鶏肉の生地、中は粘度高めのちゅ〜るが入っています。

ちゅ〜るの中にお薬が隠せて、周りの生地がお薬がこぼれるのを防いでくれます。

~🐶ワンポイント~

お薬を入れた時にこぼれたちゅ〜るで蓋をするとよりお薬が目立ちにくくなりオススメです!

ワンちゃんはササミ味、ネコちゃんはマグロ味をご用意しています。

市販のちゅ〜るビッツに比べ、🐶ワンちゃんはリンが約30%、ナトリウムが約70%、🐱ネコちゃんはリンが約40%、ナトリウムが約60%カットされています。

リンは過剰だと腎臓に、ナトリウムは過剰だと心臓に負担がかかります。シニアの子、腎臓や心臓が悪い子でも安心して食べることができます!


③病院用ちゅ〜る(病院専用)

ワンちゃんは投薬用ちゅ〜る、ネコちゃんは投薬用ではないですがエネルギーちゅ〜るを用意しています。

🐶投薬用ちゅ〜る用(トリササミ味)

一般的なちゅ〜るより粘度が3倍と高く、お薬を包みやすくなっています。

🐱エネルギーちゅ〜る用(マグロ味)

一般的なちゅ〜るよりカロリーが2倍と高く、本来投薬用ではないですが、食べつきがいいため当院では投薬用としてもお出ししています。

こちらはリンが約50%、ナトリウムが65%カットされています。

→上がワンちゃん用、下がネコちゃん用。ワンちゃんの投薬用ちゅ~るの方が、出してもふっくらしていてのが分かります。

 

〜番外編🐱たいと思います!

林ちゃんはしっとりした投薬用おやつがお好みではないため、フリーズドライササミやタラにお薬を忍ばせてあげています。

もぐもぐ中にお薬が出ないよう、一口で食べれるサイズで上げています。また、お薬が大きいと身がほぐれてしまうため、入れるお薬は小さめがおすすめです。もちろんお家で茹でたササミなどもOKです!

Img_2098_20231108175601 Img_2100_20231108175301

→ご飯に入れると食べてくれませんが、ササミと一緒ならぺろりと食べてくれます🎵

 

投薬用おやつに限らず、好きなおやつやごはんを見つけてお薬飲めると、飼い主さんもワンちゃん、ネコちゃん達もハッピーですね!

お薬に関するお悩みがありましたら、スタッフに気軽にお聞きください🙌

お読みいただきありがとうございました✨

 

寺沢⛄️

 

 

2023年11月 4日 (土)

皮膚科専門外来のお知らせ

こんにちは☺️

11月に入り、季節は秋🍂ですね。まだ少し気温の高い日もあったり寒暖差が大きい時期なので、人もペットちゃんたちも体調を崩しやすいと思います🤧体調に気をつけて、秋のお出かけを楽しみたいですね!

 

 

今回は 10月から始まりました「皮膚科専門外来」のご案内です!

毎週水曜日に予約制で行っております

〇皮膚科専門医 天辻 弾(あまつじ はずむ)先生による診察です

  当院の他にも、様々な動物病院さんで皮膚科の診察を担当されている先生です。皮膚のお悩みやトラブルはもちろん、その他の一般診察も ご相談いただけます。とてもお話のしやすい優しい先生です😊

 

皮膚科の診察では、初診時に細かくお話を伺います📝

  ・普段どんなフードを食べていますか?

  ・どんな環境で過ごしていますか?

  ・お風呂の頻度は?

  ・シャンプーは何を使っていますか?  

  ・ペットちゃんはどんな性格?     などなど…

 

今後の皮膚治療の為、先生からの問診のお時間をしっかり取らせて頂いております。

その為初回の診察では、1時間半くらいお時間がかかることもあります。ご予約時のお電話でもお伝えしていますが、お時間に余裕がもてるようご来院頂ければと思います!

 

診察後、必要に応じて様々な検査を行います。

~皮膚検査一例~

  ◎皮膚スタンプ検査

   炎症を起こしている部分にセロテープやスライドガラスを直接つけ、顕微鏡で細胞や細菌の状態などを確認します。

 

  ◎被毛検査

   毛を1、2本抜きとり、直接顕微鏡で見る検査です。

   毛周期(毛の生え変わり)の状態や、皮膚糸状菌症、ニキビダニなどの寄生虫の検出などが行えます。

 

  ◎ウッド灯検査

   真菌(カビ)の一種である"皮膚糸状菌"を検出する検査です。

   ウッド灯という専用ライトを糸状菌がいる箇所に当てると、皮膚や被毛が青色に光ることで観察ができます。

   上記の被毛検査と合わせて行うことも多いです。

 

Img_2092_20231104115601  ←ウッド灯

 

  Img_2098     ←紫色のライトを皮膚に当てます

Img_2097_20231029154701 ←糸状菌がいると蛍光色に発行します(イメージ)

 

  ◎皮膚掻爬検査

   毛包内や皮膚の浅い部分に住みつく寄生虫を検出する検査です。(ヒゼンダニ、ツメダニ、ニキビダニなど)

   炎症のある部分を専用の器具を使って引っ掻き、皮膚組織を少量採取して顕微鏡で観察します。

 

  Img_2099 ←鋭匙(えいひ)という器具です 

Img_2100 ←スプーンのような形状で、擦ると皮膚を少量削り取れます

  

  ◎真菌培養検査

   炎症部分から毛やフケを採取し、培地へ塗布します。

   特に皮膚糸状菌の診断に使うことが多く、菌が陽性の場合、培地の色が黄色→赤色に変化し、コロニーと呼ばれる白い綿毛のようなものが発生します。   

 

Img_2095_20231104115701 ←使用前

Img_5432 ←使用後、数日経ったもの

                        培地の色が赤くなり、コロニーが形成されています。

 

 

皮膚症状はこれらで判断できるもの以外にも、

環境中のもの(昆虫や花粉など)や食物によるアレルギー、アトピー性皮膚炎、腫瘍性疾患など様々です。

的確な治療ができるようひとつひとつ検査をして原因を探っていくので、診断に時間がかかることも💡

特に食物アレルギー判別の為の除去食試験は、8週間もの間フードを1種類に限定していきます。そのためペットちゃんと飼い主さまの協力もとても重要になってきます!

 

判断の難しいことも多い皮膚疾患ですが、専門の先生の診察でより早く症状を改善してあげられると思います。

少しでも困っている症状があれば、まずはスタッフまでご相談ください😊

 

看護師 加藤🐈‍⬛

 

 

 

 

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