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2023年11月 4日 (土)

皮膚科専門外来のお知らせ

こんにちは☺️

11月に入り、季節は秋🍂ですね。まだ少し気温の高い日もあったり寒暖差が大きい時期なので、人もペットちゃんたちも体調を崩しやすいと思います🤧体調に気をつけて、秋のお出かけを楽しみたいですね!

 

 

今回は 10月から始まりました「皮膚科専門外来」のご案内です!

毎週水曜日に予約制で行っております

〇皮膚科専門医 天辻 弾(あまつじ はずむ)先生による診察です

  当院の他にも、様々な動物病院さんで皮膚科の診察を担当されている先生です。皮膚のお悩みやトラブルはもちろん、その他の一般診察も ご相談いただけます。とてもお話のしやすい優しい先生です😊

 

皮膚科の診察では、初診時に細かくお話を伺います📝

  ・普段どんなフードを食べていますか?

  ・どんな環境で過ごしていますか?

  ・お風呂の頻度は?

  ・シャンプーは何を使っていますか?  

  ・ペットちゃんはどんな性格?     などなど…

 

今後の皮膚治療の為、先生からの問診のお時間をしっかり取らせて頂いております。

その為初回の診察では、1時間半くらいお時間がかかることもあります。ご予約時のお電話でもお伝えしていますが、お時間に余裕がもてるようご来院頂ければと思います!

 

診察後、必要に応じて様々な検査を行います。

~皮膚検査一例~

  ◎皮膚スタンプ検査

   炎症を起こしている部分にセロテープやスライドガラスを直接つけ、顕微鏡で細胞や細菌の状態などを確認します。

 

  ◎被毛検査

   毛を1、2本抜きとり、直接顕微鏡で見る検査です。

   毛周期(毛の生え変わり)の状態や、皮膚糸状菌症、ニキビダニなどの寄生虫の検出などが行えます。

 

  ◎ウッド灯検査

   真菌(カビ)の一種である"皮膚糸状菌"を検出する検査です。

   ウッド灯という専用ライトを糸状菌がいる箇所に当てると、皮膚や被毛が青色に光ることで観察ができます。

   上記の被毛検査と合わせて行うことも多いです。

 

Img_2092_20231104115601  ←ウッド灯

 

  Img_2098     ←紫色のライトを皮膚に当てます

Img_2097_20231029154701 ←糸状菌がいると蛍光色に発行します(イメージ)

 

  ◎皮膚掻爬検査

   毛包内や皮膚の浅い部分に住みつく寄生虫を検出する検査です。(ヒゼンダニ、ツメダニ、ニキビダニなど)

   炎症のある部分を専用の器具を使って引っ掻き、皮膚組織を少量採取して顕微鏡で観察します。

 

  Img_2099 ←鋭匙(えいひ)という器具です 

Img_2100 ←スプーンのような形状で、擦ると皮膚を少量削り取れます

  

  ◎真菌培養検査

   炎症部分から毛やフケを採取し、培地へ塗布します。

   特に皮膚糸状菌の診断に使うことが多く、菌が陽性の場合、培地の色が黄色→赤色に変化し、コロニーと呼ばれる白い綿毛のようなものが発生します。   

 

Img_2095_20231104115701 ←使用前

Img_5432 ←使用後、数日経ったもの

                        培地の色が赤くなり、コロニーが形成されています。

 

 

皮膚症状はこれらで判断できるもの以外にも、

環境中のもの(昆虫や花粉など)や食物によるアレルギー、アトピー性皮膚炎、腫瘍性疾患など様々です。

的確な治療ができるようひとつひとつ検査をして原因を探っていくので、診断に時間がかかることも💡

特に食物アレルギー判別の為の除去食試験は、8週間もの間フードを1種類に限定していきます。そのためペットちゃんと飼い主さまの協力もとても重要になってきます!

 

判断の難しいことも多い皮膚疾患ですが、専門の先生の診察でより早く症状を改善してあげられると思います。

少しでも困っている症状があれば、まずはスタッフまでご相談ください😊

 

看護師 加藤🐈‍⬛

 

 

 

 

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